[ruby-dev:50354] 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[ruby-dev:50354] 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Satoru Sakashita]

坂下です。

2.5.0 から、Feature #13919 で Time#at に :usec や :nsec で指定できるよう
になりましたが、:millisecond という定義はあるのに、これだけ :msec のよう
な省略形が用意されていません。

:millisecond が追加された時点で :msec も使えるようにしておけば良いと思う
のですが、あえてこれだけ用意されていないのは何か理由があるのでしょうか。

[ruby-dev:50356] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Urabe, Shyouhei]

msecだとミリ秒かマイクロ秒か区別がつかないです。もっと良い名前があれば採用されるんじゃないでしょうか。

2017年12月17日 7:04 Satoru Sakashita <sakasita@remus•dti.ne.jp>:
> 坂下です。
>
> 2.5.0 から、Feature #13919 で Time#at に :usec や :nsec で指定できるよう
> になりましたが、:millisecond という定義はあるのに、これだけ :msec のよう
> な省略形が用意されていません。
>
> :millisecond が追加された時点で :msec も使えるようにしておけば良いと思う
> のですが、あえてこれだけ用意されていないのは何か理由があるのでしょうか。
>

[ruby-dev:50357] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Naotoshi Seo]

[-- Attachment #1: Type: text/plain, Size: 952 bytes --]

横からすみません。一般的に mili second は ms、micro second は us と省略するので msec でも良いような気がします。

2017年12月18日 8:59 Urabe, Shyouhei <shyouhei@ruby-lang.org>:

> msecだとミリ秒かマイクロ秒か区別がつかないです。もっと良い名前があれば採用されるんじゃないでしょうか。
>
> 2017年12月17日 7:04 Satoru Sakashita <sakasita@remus•dti.ne.jp>:
> > 坂下です。
> >
> > 2.5.0 から、Feature #13919 で Time#at に :usec や :nsec で指定できるよう
> > になりましたが、:millisecond という定義はあるのに、これだけ :msec のよう
> > な省略形が用意されていません。
> >
> > :millisecond が追加された時点で :msec も使えるようにしておけば良いと思う
> > のですが、あえてこれだけ用意されていないのは何か理由があるのでしょうか。
> >
>

[-- Attachment #2: Type: text/html, Size: 1409 bytes --]

[ruby-dev:50358] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Urabe, Shyouhei]

2017年12月18日 10:45 Naotoshi Seo <sonots@gmail•com>:
> 横からすみません。一般的に mili second は ms、micro second は us と省略するので msec でも良いような気がします。

それがどのくらい「一般的」と言えるかの根拠があると強いんではないかと思います。たとえばよくつかわれているRのライブラリがそうなっているとかそういう話があるといいのでは。あるか知りませんが…

[ruby-dev:50360] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Naotoshi Seo]

[-- Attachment #1: Type: text/plain, Size: 734 bytes --]

web 辞典で申し訳ないですが、辞典にも載っている程度には一般的であるようです

https://www.weblio.jp/content/msec



2017年12月18日 10:53 Urabe, Shyouhei <shyouhei@ruby-lang.org>:

> 2017年12月18日 10:45 Naotoshi Seo <sonots@gmail•com>:
> > 横からすみません。一般的に mili second は ms、micro second は us と省略するので msec
> でも良いような気がします。
>
> それがどのくらい「一般的」と言えるかの根拠があると強いんではないかと思います。たとえばよくつかわれているRのライブラリがそうなっているとか
> そういう話があるといいのでは。あるか知りませんが…
>

[-- Attachment #2: Type: text/html, Size: 1222 bytes --]

[ruby-dev:50361] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Tanaka Akira]

2017年12月18日 10:53 Urabe, Shyouhei <shyouhei@ruby-lang.org>:
> 2017年12月18日 10:45 Naotoshi Seo <sonots@gmail•com>:
>> 横からすみません。一般的に mili second は ms、micro second は us と省略するので msec でも良いような気がします。
>
> それがどのくらい「一般的」と言えるかの根拠があると強いんではないかと思います。たとえばよくつかわれているRのライブラリがそうなっているとかそういう話があるといいのでは。あるか知りませんが…

SI で m が milli なのはそういうものでしょう。
https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf

むずかしいのは micro で、SI では (u ではなく) μ です。

ただ調べてみると、u にするという話は見つかります。
Wikipedia にも書いてあって、ISO 2955 などが参照されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Micro-
ただ、ISO 2955 は廃止されちゃったのか withdrawn になっています。
https://www.iso.org/standard/8005.html

日本だと JIS X 0124 ですかね。
-- 
[田中 哲][たなか あきら][Tanaka Akira]

[ruby-dev:50363] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Satoru Sakashita]

坂下です。

On Mon, 18 Dec 2017 11:49:00 +0900
Tanaka Akira <akr@fsij•org> wrote:

> SI で m が milli なのはそういうものでしょう。
> https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf

SI 単位系以前の μ が定義される前から、単位の接頭辞としての m はミリとさ
れていたようですね。

> むずかしいのは micro で、SI では (u ではなく) μ です。
> 
> ただ調べてみると、u にするという話は見つかります。
> Wikipedia にも書いてあって、ISO 2955 などが参照されています。
> https://en.wikipedia.org/wiki/Micro-
> ただ、ISO 2955 は廃止されちゃったのか withdrawn になっています。
> https://www.iso.org/standard/8005.html
> 
> 日本だと JIS X 0124 ですかね。

Wikipedia などを見ていると、ISO 2955 に準じたものだと思いますが、JIS X
0124 以外にも DIN 66030、BS 6430 などの規格で、ラテン文字のみで μ を表
記する際の代替文字として u を使うルールになっているようですね。

普段、わりと ms、us、ns、ps などの単位を使っていますが、マイクロ秒の意味
で msec もしくは ms と表記するケースは見たことがありません。絶対ではない
かもしれませんが、msec と表記されていて、それが時間と認識されていれば、
それがマイクロ秒と取られることはまずないのではないでしょうか

_msec あたりのキーワードで検索エンジンで引っかかるソースファイルなどを見
ても、概ね上記のルールに則っているような気がします。

[ruby-dev:50362] Re: 2.5.0で追加されたTime#atの引数について

[Satoru Sakashita]

坂下です。

On Mon, 18 Dec 2017 11:49:00 +0900
Tanaka Akira <akr@fsij•org> wrote:

> SI で m が milli なのはそういうものでしょう。
> https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf

SI 単位系以前の μ が定義される前から、単位の接頭辞としての m はミリとさ
れていたようですね。

> むずかしいのは micro で、SI では (u ではなく) μ です。
> 
> ただ調べてみると、u にするという話は見つかります。
> Wikipedia にも書いてあって、ISO 2955 などが参照されています。
> https://en.wikipedia.org/wiki/Micro-
> ただ、ISO 2955 は廃止されちゃったのか withdrawn になっています。
> https://www.iso.org/standard/8005.html
> 
> 日本だと JIS X 0124 ですかね。

Wikipedia などを見ていると、ISO 2955 に準じたものだと思いますが、JIS X
0124 以外にも DIN 66030、BS 6430 などの規格で、ラテン文字のみで μ を表
記する際の代替文字として u を使うルールになっているようですね。

普段、わりと ms、us、ns、ps などの単位を使っていますが、マイクロ秒の意味
で msec もしくは ms と表記するケースは見たことがありません。絶対ではない
かもしれませんが、msec と表記されていて、それが時間と認識されていれば、
それがマイクロ秒と取られることはまずないのではないでしょうか

_msec あたりのキーワードで検索エンジンで引っかかるソースファイルなどを見
ても、概ね上記のルールに則っているような気がします。